国際・政治ワールドウオッチ

香港当局の圧力に耐えながら営業を続ける「黄色いお店」=岡村崇

香港中心部にある黄店 筆者撮影
香港中心部にある黄店 筆者撮影

 7月1日、香港が1997年に英国から中国に返還されてから25年となった。2020年の香港国家安全維持法(国安法)の施行で、香港当局が民主派への圧力を強める中、「抵抗」の意思を示し続ける市民も少なからずいる。

 19年に政府への大規模な抗議デモが起きた後、民主派は国安法の導入や選挙制度の改変によって徹底的に抑え込まれた。一方で、デモを支持する人々を意味する「黄色」になぞらえた「黄店」と呼ばれる民主派支持の店舗は…

残り309文字(全文515文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事