長短金利の逆転はほぼいつも株安の前兆=市岡繁男
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世界の株価は今年6月中旬から回復しており、米ナスダックなどは底値から2割の上昇だ。だが過去の下げ相場をみると、時折、思わぬ反発をするのが常で、今回も安心するのは時期尚早だ。例えば過去100年間のNYダウ月間上昇率ベスト10のうち、5回は1930年代前半の大恐慌期のものだ。
今回の株価上昇は米インフレ懸念の一服感→米長期金利の低下を材料視している。だが本当の理由は、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的引き締め額が事前の発表値より緩やかだからだ。…
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週刊エコノミスト
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