経済・企業

《投資信託・ETF》景気に左右されにくい“名脇役”を狙う 篠田尚子

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 不透明感が漂う投資環境下では、ハイテク成長株より成熟産業の存在感が増す。>>特集「インフレ時代の投資術」はこちら

成熟産業の高配当銘柄やヘルスケア、農業・食糧

 加速するインフレに対処すべく、世界の中央銀行は金融政策の引き締めにかじを切り、利上げを続けている。一般的に金利が上昇すると株価は下落する。利上げによって景気が冷え込むのではないかとの懸念が広がるためだ。

 金利上昇と景気後退懸念に揺れる足元のような環境下においては、新たな投資の選択肢として、高配当・高利回り株のほか、景気動向に左右されにくい業種、さらには金(ゴールド)に目を向けてもよいだろう。これらは主役級のハイテク成長株の陰に隠れがちだが、足元のような不透明感が漂う環境下では名脇役として存在感を発揮する。

安定した配当の安心感

 相対的に高い配当を支払う高配当株は、一般的に通信や公益といった成熟産業に多くみられる。成熟産業では、成長株のように企業の急成長による大きな株価の上昇は見込みにくい半面、安定した配当を受け取れるという安心感がある。高配当銘柄で構成された株式指数への連動を目指す投資信託や上場投資信託(ETF)がいくつかある。

 業種・テーマ別投資は、将来的に大きな上昇を期待するという形だけでなく、景気に左右されにくい業種を選ぶという方法もある。ヘルスケア関連はそうした銘柄の代表格だが、近年はバイオ医薬関連企業を組み入れる投資…

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