英政府統計局は11月2日、2021年の国勢調査の結果を分析し、「イングランドとウェールズの両地方に住む人の16.8％が外国生まれだった」と発表した。実に6人に1人に当たることになる。

　英国では16年の国民投票で過半数の人が欧州連合（EU）からの離脱を選んだ。その背景には、移民の流入に反発する声が高まっていたという事情がある。しかし、両地方に住む外国出生者は11年の約750万人から約1000万人へと33％も増えた。同じ間、総人口は6…