ニューヨーク市長の難民危機対応に批判 冷泉彰彦
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今春以来、ニューヨーク市には中南米から難民の流入が続いている。当初はベネズエラなどから航空便で到着し、難民認定を申請する例が多かった。夏以降は米南部に到着した難民を州知事がバスに乗せ、ニューヨーク市に送りつけている。11月16日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』によれば、4月以降に同市に流入した難民は2万4600人を超えた。
同市のアダムズ市長は難民を受け入れるため、当初はブロンクス区にテント村を設営した。しかし、洪水被害の危険性があるとして、別の場所に移設。テント暮らしではプライバシーが保たれないとして利用が進まず、難民の多くは市が借り上げたホテルなどに入居した。
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