国際・政治 ワールドウオッチ

ニューヨーク市長の難民危機対応に批判 冷泉彰彦

ニューヨーク市が設けた難民の収容施設 Bloomberg
ニューヨーク市が設けた難民の収容施設 Bloomberg

 今春以来、ニューヨーク市には中南米から難民の流入が続いている。当初はベネズエラなどから航空便で到着し、難民認定を申請する例が多かった。夏以降は米南部に到着した難民を州知事がバスに乗せ、ニューヨーク市に送りつけている。11月16日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』によれば、4月以降に同市に流入した難民は2万4600人を超えた。

 同市のアダムズ市長は難民を受け入れるため、当初はブロンクス区にテント村を設営した。しかし、洪水被害の危険性があるとして、別の場所に移設。テント暮らしではプライバシーが保たれないとして利用が進まず、難民の多くは市が借り上げたホテルなどに入居した。

残り275文字(全文562文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事