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香港政府が海外ツアー客に優待措置 江藤和輝

人が戻らない観光スポットへの救いの手となるか 筆者撮影
人が戻らない観光スポットへの救いの手となるか 筆者撮影

 海外から香港に入境する際の隔離は撤廃されたものの、現行措置では入境者は到着後3日間は外食できないことなどが障害となって、観光業界はまだ回復していない。そこで、政府は11月18日、観光業界が提唱したツアー客に対する優待措置を実施。旅行代理店が事前に香港旅遊業議会へ行程などを登録申請すれば、ツアー客は到着初日からテーマパーク、博物館、寺院の指定観光スポットに入場でき、さらに指定の飲食店で食事できることになった。

 旅行代理店の業界団体である香港旅行社東主協会の葉慶寧会長は、「新型コロナ流行前はツアー客の大部分は東南アジアと中国本土からだったが、新措置がターゲットとする市場は主に東南アジア」と指摘。フィリピンはすでに航空会社3社が香港便を再開したという。

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