国際・政治 ワールドウオッチ

今年のW杯はブラジルで「テレビ特需」生まず 美代賢志

テレビ売り場。週末だが、どこか閑散としている 筆者撮影
テレビ売り場。週末だが、どこか閑散としている 筆者撮影

 いよいよサッカーワールドカップ(W杯)が開幕した。ブラジル代表は「優勝して当たり前」と全国民が期待しているだけに、代表の試合日は誰もがテレビにくぎ付けになる。メーカーの製造ラインにもテレビが設置されるか、可能なら製造ラインを停止するほど。そのため、4年に1度の開催に合わせて、高額なテレビが飛ぶように売れるといわれていた。

 ところが、米バンク・オブ・アメリカの調査によると、近年は必ずしも売れるというわけでもないようだ。都市部の新築アパートはワンルームが中心になり、大画面への需要が生まれないことや、大画面テレビの需要が一巡したこともあるだろう。

残り289文字(全文563文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事