今年のW杯はブラジルで「テレビ特需」生まず 美代賢志
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いよいよサッカーワールドカップ(W杯)が開幕した。ブラジル代表は「優勝して当たり前」と全国民が期待しているだけに、代表の試合日は誰もがテレビにくぎ付けになる。メーカーの製造ラインにもテレビが設置されるか、可能なら製造ラインを停止するほど。そのため、4年に1度の開催に合わせて、高額なテレビが飛ぶように売れるといわれていた。
ところが、米バンク・オブ・アメリカの調査によると、近年は必ずしも売れるというわけでもないようだ。都市部の新築アパートはワンルームが中心になり、大画面への需要が生まれないことや、大画面テレビの需要が一巡したこともあるだろう。
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