米テック企業に押し寄せる解雇の波 瀧口範子
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米テスラのイーロン・マスク氏がサンフランシスコに拠点を置くツイッター社を買収し、7500人いた社員の半数以上を解雇したことが話題を呼んだ。これはマスク氏による手荒い処置の面も強いが、米国テック企業全体に確かに解雇の波が押し寄せている。
統計によって数字はさまざまだが、米国内のテック企業で2022年に解雇された人の数は、6万〜8万5000人とされている。これは、08年から始まった深刻な景気後退時にも近づく数字だ。
テック業界の解雇情報を調査している「レイオフズfyi」によると、解雇を行った企業リストにはアマゾン、メタ・プラットフォームズ、シスコシステムズなどの大手以外に、スタートアップとみられる企業の名前も並ぶ。
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週刊エコノミスト
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