豪ブラックフライデーは過去最高の売り上げ 守屋太郎
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豪小売業協会(ARA)によると、ブラックフライデー(11月25日)と翌週月曜日(28日)に行われたサイバーマンデーの売上高は62億豪ドル(約5700億円)と、前年比2億豪ドル増で過去最高となる見通しだ。クリスマス前の商戦全体では639億豪ドルと、前年比で3%伸びる見込み。7%を超える32年ぶりの高いインフレを考慮すれば実質減とはいえ、生活費の高騰や利上げにもかかわらず、消費者は依然として財布のヒモを引き締めてはいない。
ブラックフライデーは米国で感謝祭の連休に広まったものだが、豪州でも1年を通して最大規模の安売りの日として定着している。オーストラリア・ニュージーランド銀行によると、今や豪州人が一年で一番お金を使う一日になっているという。品目別では靴のほか、家電製品の購入が多く、英ダイソンの掃除機、米アップルのイヤホン、入手しやすくなってきた任天堂のゲーム機などが売れ筋のようだ。
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週刊エコノミスト
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