新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

カリフォルニアの核融合実験施設で科学史に残る成果 中島和宏

ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設(NIF)(Bloomberg)
ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設(NIF)(Bloomberg)

 カリフォルニア州リバモア市にあるローレンス・リバモア国立研究所のレーザー核融合実験施設「国立点火施設(NIF)」で、世界史上初となる画期的な核融合反応に成功した。レーザー核融合において、投入エネルギーを上回る反応出力が得られたというものだ。米エネルギー省によると、投入エネルギー2.05メガジュールに対して、反応出力3.15メガジュールが観測されたという。

 核融合は、現在原子力発電に利用されている核分裂とは異なり、さまざまな課題を抱える放射性廃棄物を発生させることはない。太陽のエネルギー源である核融合の再現は長年にわたり、種々の手法による実験と研究開発が世界各国で続けられている。しかし、エネルギーの純増はこれまで報告されていなかった。

残り236文字(全文557文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事