新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 グラフの声を聞く

「日本の景気が底堅い」は金利抑制策が生んだ幻想だ 市岡繁男

 昨秋以降、低下していた米長期金利は今年1月下旬から再び上昇し始めた。雇用の増加で利下げ時期が遠のいたからだという。つまり市場は、景気拡大はまだ続き、物価上昇は当面、収束しないと見ている。

 だがインフレはともかく、内外の各種指標は先行きの景気後退を示唆している。例えば、米市中銀行では1948年以来、初めて預金が流出する異変が起きており、銀行は預金金利の引き上げを余儀なくされている。日本でも、昨年第4四半期の法人企業統計の経常利益は8期ぶりに減少し、1月の鉱工業生産も海外の減速で前月比4…

残り368文字(全文613文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事