15%以上が飢餓状態のブラジルなのに42%が「肉の消費を減らしたい」と回答? 美代賢志
有料記事
国際的なNGO(非政府組織)のマドレ・ブラバが今年3月、ブラジルと米国、英国、フランス、ドイツの5カ国の市民を対象にした、食肉に対する意識調査の結果を発表した。いずれも食肉の工業生産が多い国であり、中でもブラジルは日常的に肉を食べる人の割合が81%と最も高くなっている。
ただ、この調査で「今後2年以内に肉の消費量を減らしたい」と回答した人の割合が、ブラジルで42%となった結果には違和感がある。ブラジルでは圧倒的に飽食なごく一部の富裕層を除けば…
残り337文字(全文561文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める