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日本風チキンカツカレーが英国席巻 酒井元実

ロンドンの丸亀製麺で人気のチキンカツカレーうどん 筆者撮影
ロンドンの丸亀製麺で人気のチキンカツカレーうどん 筆者撮影

 英国の人々の間で、日本風のカレーライスが急速な勢いで普及している。しかも、「チキンカツカレー」の形で広まるというユニークな発展を遂げている。

 いまや、大手スーパーやコンビニエンスストアではチキンカツカレーが弁当の一品目となり、屋台店が並ぶフードマーケットには世界の料理の一つとして扱われるようになった。

 英国では、旧植民地だったインドからカレーが伝わり、国民の間で広く愛されている。いまやチキンカツカレーは、インドにない英国由来のインド風料理「チキンティカマサラ」と並ぶ国民食になった、との意見もある。その一方で、野菜食の普及と相まって、ポテトコロッケやカボチャのフライが「ベジタリアンカツ」の名で、カレーとともに広まるという新たな潮流もある。

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