カカオ豆高騰 高品質なブラジル産に注目 松本浩治
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ブラジルというとコーヒー豆が有名だが、チョコレートの原料となるカカオ豆も最近注目されるようになってきた。世界供給量の約7割を占める西アフリカ地域が自然災害に見舞われ、供給が不足しているためだ。
国際カカオ機関(ICCO)によると、世界2大生産国のコートジボワールとガーナなどが洪水被害を受け、2022年10月~23年9月のカカオ豆市場は14.2万トンの供給不足になる見通し。さらに今年は「エルニーニョ現象」による天候不順も懸念される。
ロンドンのインターコンチネンタル取引所では6月下旬、カカオ豆の国際価格が1トン当たり約2600ポンド(約47万円)となり、46年ぶりの高値となった。
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週刊エコノミスト
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