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新聞から言葉をえぐる(8月18日~8月24日)

「会長を今なかなか決められない状況は、ほぼ全員に理解いただいたと思っている」=8月18日付『毎日新聞』

 自民党安倍派は、安倍晋三元首相の死去後の後継体制について、塩谷立会長代理が事実上の派閥代表となる「座長」に就き、意思決定機関として「常任幹事会」を設置することを決めた。塩谷氏が記者団に。

「(中間貯蔵施設を)見学して安全性は知っている。自分の考えだけで判断してもよかったが、議員の意見も聞き、総合的に判断した」=19日付『読売新聞』

 中国電力と関西電力が山口県上関(かみのせき)町で建設を計画する、原子力発電所の使用済み核燃料の中間貯蔵施設をめぐり、西哲夫町長=写真=が調査の受け入れを決めた。西氏が報道陣に。

「意味がない。機能として削除する」=19日付『読売新聞』夕刊

 短文投稿サイトX(ツイッター)のオーナーのイーロン・マスク氏は、他人のアカウントによる投稿の閲覧や返信を制限する「ブロック」機能を廃止する予定だと明らかにした。マスク氏がXへの投稿で。

「歴史的な場所での会談で、歴史的瞬間だ。我々は新しい形で共に協力をしていく」=19日付『毎日新聞』夕刊

 岸田文雄首相と米国のバイデン大統領、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が、ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで会談。安全保障協力の分野拡大や枠組みの整備で一致した。共同記者会見でバイデン氏が。

「32年前の記録で時計がずっと止まっていたが、ようやく動いてくれた」=21日付『読売新聞』

 陸上の世界選手権の男子400メートル予選で、佐藤拳太郎(富士通)が44秒77の日本新記録を樹立。1991年に高野進さんがマークした「最古」の日本記録を32年ぶりに0秒01更新した。高野さんが祝福して。

「世間は私のことや成功した大統領であることを知っている」=22日付『日経新聞』

 トランプ前米大統領が自身のソーシャルメディアで、2024年大統領選の共和党候補指名争いの第1回テレビ討論会を欠席すると表明して。

「約束は破られてはいないが、果たされてもいない」=22日付『朝日新聞』

 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出をめぐり、岸田文雄首相は放出に反対する全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと面会した。坂本氏が記者団に、政府・東電が15年、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と福島県漁連に約束したことについて。海洋放出は24日に始まった。

「政府・与党にすり寄ったとの批判もいただくが、心外だ。自民党にすり寄っているのではなく、国民生活に寄り添っているだけだ」=22日付『毎日新聞』

 国民民主党の代表選が告示され、玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行の一騎打ちとなった。玉木氏が会見で。

「BRICSの戦略的方向性は将来を見据えたもので、世界の多数派の要望に合致している」=24日付『日経新聞』

 中国、インド、ロシア、ブラジル、南アフリカによる新興5カ国(BRICS)首脳会議が南アのヨハネスブルクで開かれた。オンライン参加したロシアのプーチン大統領が。

「高校野球の新しい姿につながるような勝利だったんじゃないか」=24日付『毎日新聞』

 第105回全国高校野球選手権記念大会で、慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を8―2で破り、107年ぶり2回目の優勝を果たした。「エンジョイベースボール」を掲げる慶応の森林貴彦監督が。

「発展したインド、新しいインドの勝利を奏でる瞬間だ」=24日付『朝日新聞』

 インドの無人月探査機「チャンドラヤーン(月の乗り物)3号」が月面の南極付近に軟着陸した。着陸の様子を中継で見届けたモディ首相が。

「(日本記録より)決勝に残れたことの方がうれしい」=24日付『読売新聞』夕刊

 陸上の世界選手権の女子5000メートル予選で、田中希実(ニューバランス)=写真=が14分37秒98の日本新記録を樹立し、2組6着で決勝進出を決めて。

「ロシアで起きるほとんどのことでプーチン氏が背後にいる。しかし、その答えを知るだけの情報はない」=24日付『毎日新聞』夕刊

 タス通信は、ロシア西部トベリ州で自家用ジェット機が墜落して10人が死亡し、乗客名簿の中に民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏(62)が含まれていると伝えた。バイデン米大統領が記者団に。


週刊エコノミスト2023年9月12日号掲載

新聞から言葉をえぐる(8月18日~8月24日)

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