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人口の7割が35歳以下のコソボ 製造業強化で日本に期待 末廣徹

開発が進むコソボの首都プリシュティナ市内 筆者撮影
開発が進むコソボの首都プリシュティナ市内 筆者撮影

 コソボは2008年に独立した欧州で最も若い国だ。1990年代後半に起こったコソボ紛争と空爆の印象が強いため、いまだ荒廃したイメージを持つ人も多いが、実際はドイツやスイスなどに一時的に移住している人々が中心となって不動産分野に資金を流入させていることでインフラは整備され、いたるところで高層ビルの建設が進んでいる。

 国民の7割が35歳以下という若い国だが、外国からの対内投資は不動産分野が全体の3分の2を占めるなど製造業基盤が弱く、失業率は25%を超えている。そこで政府は製造業の強化を通じたコソボ経済の構造転換を推進するため、昨年12月に「産業発展・ビジネス支援2030」という政策を打ち出し、目標の設定と今後3年間の予算措置を公表した。これを進めるうえで期待されているのが日本の主導する西バルカン協力イニシアチ…

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