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旅情を誘う寝台特急 欧州では新規参入も 柿添紘光

ドイツ・スイス間で運行する新規参入の寝台特急「ウアラウブエクスプレス」 筆者撮影
ドイツ・スイス間で運行する新規参入の寝台特急「ウアラウブエクスプレス」 筆者撮影

 日本で寝台列車を指す愛称「ブルートレイン」を聞かなくなって久しいが、欧州で寝台特急は今でも現役で運行されている。かつてはシティーナイトラインという名称で各国連携の下に運行されていたが、現在はオーストリア連邦鉄道が中心となり「ナイトジェット」として再編され、オーストリア国内にとどまらず、ドイツ・イタリア間の人気路線に加え、フランス、スイス、チェコ、ハンガリーなど西欧東欧問わず各国で走っている。

 近隣諸国で線路や使用電圧の規格を統一しているため国際運行が可能で、乗客は乗り換えなしで目的地まで行ける。

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