インドの下院と州議会の選挙区の33%で女性のみに被選挙権を認める法案が全会一致で成立 斎藤光範
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「世界最大の民主主義国」を標榜(ひょうぼう)するインドで、議員の33%を女性に割り当てる歴史的な法案が国会の全会一致で可決された。下院と州議会で全体の33%の選挙区を女性のみが立候補できる選挙区とする。来年に総選挙が予定されるが、新制度の適用はその次の2029年の総選挙となる見込みだ。
インドにおける女性の政治参加はいまだ発展途上で、下院の女性議員の割合は15.2%、世界ランクでも141位にとどまっている。社会に根強い男女差別意識の表れとも評されるが、女性…
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週刊エコノミスト
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