紛争後も経済ファーストは不変のUAE アンドリュー・ウェザオール
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10月7日、イスラエル・ハマス紛争が勃発するまで、中東諸国は長年の緊張関係の雪解けを迎えていた。アラブ首長国連邦(UAE)は2020年9月のアブラハム合意でイスラエルとの外交関係を正常化したアラブ諸国の一つだ。UAE大統領外交顧問アンワル・ガルガシュ氏は、現状を「安定と繁栄を共有する懸け橋を築く取り組みにとって大打撃だ」と表現した。
他方、ガルガシュ氏は、紛争が経済連携を推進するUAEの戦略を変えることはなく、経済連携こそがよりよい未来をもたらすと改めて強調した。24年1月に予定されるUAEのBRICS(新興5カ国)への加盟はその一歩となるだろう。同氏は、地政学的意図による加盟ではないと説く。
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