ニューヨークのアダムズ市長に辞任説も 冷泉彰彦
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2022年に就任したエリック・アダムズ市長は、ニューヨーク市警察の出身で民主党の中道派。治安改善やビル・デブラシオ前市長(同党・左派)より現実的な政策を進めることを期待されていたが、任期半ばで窮地に立っている。
まず、肝心の治安回復が進まない。アジア系の人々への暴力や無差別な発砲事件は減ったが、商店を狙った万引きやレストランや配送車を狙った強盗などは増加。南部の州からの難民申請者は累計で14万人に達し、対策費用が120億ドル(約1兆700…
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週刊エコノミスト
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