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米テスラ、大型電動ピックアップトラック「サイバートラック」を日本で公開
電気自動車(EV)大手の米テスラは2月15日夜、同社初の電動ピックアップトラック「サイバートラック(Cybertruck)」を東京都内で公開した。全長5683ミリ×全幅2413ミリ×全高1791ミリの大柄なサイズで、ステンレス素材を使った直線基調のデザインが最大の特徴だ。テスラにとっては、SUV(スポーツ多目的車)のモデルY以来、4年ぶりの新型車となる。日本での発売は未定だが、近未来的なデザインをアピールすることで、日本でのブランド力やEVの認知度を向上させる狙いがあるようだ。
最高時速は209キロ、停止状態から時速100キロに達するまでの時間は2.7秒。航続距離は547キロ。最大積載量は1134キロ、最大けん引力は4990キロという。最大出力や最大トルクは公表していない。
外板に使われるステンレスは、「マルテンサイト系ステンレス鋼」という種類で、空母の甲板でも使われ、機関銃の弾でも貫通しない強度を持つとしている。ハンドルとタイヤを物理的につなげず、電気信号とモーターでタイヤを操作する「ステア・バイ・ワイア」などの先進的な機能も採用した。
米国では昨年11月30日から出荷が始まった。価格は6万990ドル~9万9990ドル(約915万~1500万円)。
日本では、江東区豊洲の「チームラボプラネッツTOKYO DMM」で今月16日から25日まで一般公開し、その後は、順次、関東、東海、関西、九州で展示ツアーを実施する予定だ。
(稲留正英・編集部)