豪株価指数は2年半で最高値更新 守屋太郎
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豪証券取引所の主要株価指数「S&P/ASX200」が1月31日、史上最高値を更新した。経済の軟着陸や金融緩和の思惑から昨年末以降に急上昇。同日発表の10~12月期の消費者物価指数が4.1%と予測を下回り、早期利下げへの期待が高まった。史上最高値といえば、日経平均の1989年12月29日以来の更新に期待が高まる(2月20日時点)が、豪株の記録更新は約2年半ぶりで、熱狂はなかった。
新NISAの開始もあり、日本では米株が注目を集めているが、豪株はどうか? 89年12月を100として2024年1月までの日経平均、豪主要指数「オールオーディナリーズ」(S&P/ASX200は00年算出開始)、米S&P500の騰落率を月末終値で比較した結果、日経平均は93.2、豪株は474.8、米株は1372.1となった。ただ、アベノミクス相場が始まった12年12月を基点とすると、…
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週刊エコノミスト
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