ブラジルの最富裕層の月収は最貧困層の14倍 松本浩治
有料記事
![富裕層が住むサンパウロ市の高級マンション(筆者撮影)](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/05/16/20240516se100m020028000q/9.jpg?1)
ブラジルの労働者人口約1億4000万人のうち、わずか10%の「最富裕層」の所得が、所得全体の4割を占める──。ブラジル地理統計院(IBGE)は4月、こうしたデータを示し、国内の経済格差が拡大している実態が改めて浮き彫りとなった。
ブラジルの労働人口は、所得階層別に五つの段階に分けられている。23年の1人当たりの平均月収は、最も所得が高い富裕層が7580レアル (約23万円)、最も所得が低い貧困層が527レアル(約1.6万円)で…
残り326文字(全文542文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める