ロンドンで「食品ゴミを航空燃料にしよう」 酒井元実
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ロンドンの自宅に先日、区役所の職員を名乗る女性が訪ねてきて、「食品廃棄物を捨てる際、このゴミ箱を使ってほしい」と、ポリ袋とそれが入るほどの大きさのゴミ箱を託された。英国の家庭ゴミはリサイクルが進んでいるとはいえ、焼却処理の割合はそれほど高くない。
水気の多い家庭ゴミは焼却時の負荷が大きいのかもと、同時に渡された説明書を読んでみた。すると「家庭ゴミは、持続可能な航空燃料(SAF)の原料とする」と記されている。確か…
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週刊エコノミスト
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