新聞から言葉をえぐる(5月17日~5月23日)
「人員削減は会社を100年後に残すための苦渋の決断だ」=5月17日付『読売新聞』
経営再建中の東芝は、2027年3月期までの中期経営計画を発表した。国内従業員の約6%に当たる最大4000人を削減し、東京都港区と川崎市にそれぞれ置く本社事務所を川崎に集約する。島田太郎社長が記者会見で。
「緩衝地帯を作らざるを得ない」=18日付『毎日新聞』
ロシアのプーチン大統領が会見で、ウクライナで露軍が攻勢を強める東部ハリコフ州について、相手側から露国内への越境攻撃が激化しているとして。
「大きなステップアップ。目標である世界一のプレーヤーになれるチャンスが目の前にある状態なので、そこを勝ち取る」=18日付『毎日新聞』
バレーボール男子日本代表主将の石川祐希=写真=が、イタリア1部リーグのセリエA王者・ペルージャへの移籍会見を東京都内で開いて。
「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」=19日付『朝日新聞』
上川陽子外相が静岡県知事選の応援のため静岡市で演説し、自民党推薦候補の当選を訴えて。「子どもをうまない女性は女性ではないと受け取られかねない」などの批判を受け、翌日発言を撤回した。
「痛みがある時だとなおさら、自分のために頑張るっていうのは難しい。みんなのための方が耐えられる」=19日付『朝日新聞』
体操のパリ・オリンピック代表最終選考会を兼ねるNHK杯の女子個人総合で、19歳の宮田笙子(しょうこ)=順大、写真=が3年連続3度目の優勝を果たして初代表に決まった。左太ももを痛めていたことについて。
「訪日客に観光を楽しんでもらいたかったが、マナー違反が改められないまま、訪れる人がどんどん増えた。苦渋の選択だ」=20日付『朝日新聞』
富士山がコンビニエンスストアの上に乗ったような構図の写真を撮ろうと外国人観光客が押し寄せ、住民から苦情が相次いでいるとして、山梨県富士河口湖町はコンビニの前に黒い幕を設置することにした。外川正和観光課長が。
「ちょっとこれでほっとはできるので、201勝目できるように明日からしっかり調整していきたい」=20日付『読売新聞』夕刊
米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手(37)がブレーブス戦に先発して今季4勝目を挙げ、日米通算200勝を達成して。
「イランは価値ある奉仕者を失った」=21日付『毎日新聞』
イランのライシ大統領(63)を乗せたヘリコプターが北西部東アゼルバイジャン州の山岳地帯で墜落し、ライシ師の死亡が確認された。最高指導者ハメネイ師が。
「台湾に対する威嚇をやめ、ともに台湾海峡の平和と安定に力を尽くそう」=21日付『毎日新聞』
台湾・台北で総統就任式が行われ、民進党の頼清徳氏(64)が就任した。頼氏が演説で、中国との統一も独立も求めない現状維持の方針を明言し、中国に呼びかけて。
「一番遅い上に中身が一番薄っぺらい。『顔を洗って出直してこい』とたんかを切りたくなるくらいだ」=21日付『日経新聞』
立憲民主党の野田佳彦元首相が衆院予算委員会で岸田文雄首相に対し、政治資金パーティー裏金事件を受けた自民党の政治資金規正法改正案を酷評して。
「世界中で猛威を振るっている反ユダヤ主義の火にガソリンを注いでいる」=21日付『朝日新聞』夕刊
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)は、イスラエルのネタニヤフ首相とハマスの指導者ハニヤ氏らが戦争犯罪に関与した疑いがあるとして逮捕状を請求した。ネタニヤフ氏が猛反発して。
「過去の金利上昇局面の教訓からすると、一定程度、評価損を抱えても持ちこたえられたが、その想定を超える金利の引き上げだった」=23日付『日経新聞』
農林中央金庫は、2025年3月期の連結最終(当期)損益が5000億円超の赤字になる見通しだと明らかにした。巨額の含み損が生じた米国債などを売却し、損失を計上するため。奥和登理事長が会見して。
「トランプ氏は完璧ではないが、バイデン氏は破滅的だ」=23日付『読売新聞』夕刊
米大統領選に向けた共和党候補指名争いから撤退したニッキー・ヘイリー元国連大使が、首都ワシントンで開かれたイベントで、11月の本選挙で同党のトランプ前大統領に投票する考えを示して。
週刊エコノミスト2024年6月11・18日合併号掲載
新聞から言葉をえぐる(5月17日~5月23日)