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新聞から言葉をえぐる(5月25日~6月6日)

「間違いは誰にでもある。税金を支払う義務は日本人と同じで、なぜ滞納したら外国人だけ重い罰を受けるのか」=5月25日付『毎日新聞』

 外国人技能実習に代わる新制度「育成就労」を創設するための関連法改正案の審議が参院で始まった。税金や社会保険料を故意に支払わない場合などに永住者の在留資格を取り消すとの規定について、永住者の資格を持つミャンマー出身のアウンミャッウィンさん(49)が大阪市で記者会見して。

「最終的な目標はここじゃないと思っているので、(番付を)駆け上がりたい」=27日付『読売新聞』夕刊

 大相撲夏場所で、小結・大の里=写真=が12勝3敗で初優勝した。初土俵から所要7場所での制覇は史上最速。一夜明けての会見で大の里が喜びを語って。

「寄付の名義が違ったことは重く受け止め反省するが、個人名義で寄付しなければ裏金になるので、そうせざるを得なかった」=28日付『毎日新聞』

 菅家一郎元副復興相が国会内で会見し、2018〜21年に安倍派からキックバック(還流)された資金を自身が代表を務めていた党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けたことを認めて。

「自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい。その先頭に立つのが私の使命」=28日付『朝日新聞』

 立憲民主党の蓮舫参院議員(56)=写真=が会見し、東京都知事選(7月7日投開票)に無所属で立候補すると表明して。立憲と共産党が統一候補として支援する。現職の小池百合子氏(71)との与野党対決の構図になる見通し。

「不幸にも悲劇的な誤りを招いた」=28日付『日経新聞』夕刊

 イスラエル軍が26日、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファを空爆し、少なくとも45人が死亡した。国際司法裁判所(ICJ)が即時の攻撃停止を求める暫定措置命令を出したばかりで、国際社会から非難が相次いだ。イスラエルのネタニヤフ首相が演説で。

「真の評決は11月5日(の大統領選で)、国民が下す」=6月1日付『毎日新聞』

 トランプ前米大統領が不倫相手に支払った口止め料を不正に会計処理したとされる事件で、東部ニューヨーク州の裁判所の陪審が有罪評決を下した。トランプ氏が記者団に。

「一歩でも二歩でも改革を進めていくのが維新だ」=1日付『読売新聞』

 自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正の再修正案を各党に提示し、公明党、日本維新の会と合意した。維新の馬場伸幸代表が会見で修正協議の成果を強調して。

「21年の優勝ではフィリピンの代表として母に恩返しができたような気がする。今年は日本を代表することができ、父にも恩返しができた」=3日付『読売新聞』夕刊

 女子ゴルフの笹生(さそう)優花(22)が、全米女子オープン選手権で21年大会以来2度目の優勝を果たして。メジャー通算2勝目は男女を合わせて日本勢初。

「自民、公明が同じ穴のムジナと批判され、その同じ穴に今度、維新まで入った。ムジナ3兄弟になって本当に困る」=4日付『毎日新聞』

 衆院政治改革特別委員会で立憲民主党の山岸一生氏が、政治資金規正法改正案をめぐり日本維新の会が自民党に歩み寄ったことを批判して。

「短い納期で何度もやり直しをする。最後の方で(現場に)大きな負担をかけてしまったのではないか」=4日付『日経新聞』

 自動車の型式指定をめぐる認証不正問題で、国土交通省はトヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの計5社からも不正の報告を受けたと発表した。トヨタの豊田章男会長が会見で、不正の背景について。

「非常に複雑で困難な時期だった」「事件に終止符を打ち、前に進む時期が来た」=5日付『毎日新聞』夕刊

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の銀行口座から多額の金を不正送金したとして銀行詐欺などの罪に問われた元通訳の水原一平被告が、西部カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、有罪を認めた。大谷選手が声明を発表して。

「県警職員の犯罪行為を(県警の)本部長が隠蔽(いんぺい)しようとしたことがあり、どうしても許せなかった」=6日付『朝日新聞』

 警察の内部文書を漏えいしたとして国家公務員法違反容疑で逮捕された鹿児島県警の前生活安全部長、本田尚志容疑者(60)が、鹿児島簡裁での勾留理由開示手続きで意見陳述して。


週刊エコノミスト2024年6月25日号掲載

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