新聞から言葉をえぐる(6月7日~6月13日)
「ザルに申し訳ないですね。ザルの方がもっと物がすくえる」=6月7日付『朝日新聞』
衆院本会議で、自民党が提出した政治資金規正法改正案が自民、公明党、日本維新の会などの賛成多数で可決された。国民民主党の玉木雄一郎代表が自民案を「ザル法」と指摘して。
「私が隠蔽(いんぺい)の意図をもって指示を行ったことは一切ございません」=8日付『読売新聞』
警察内部の情報を漏えいしたとして鹿児島県警の前生活安全部長、本田尚志(たかし)容疑者が国家公務員法違反の疑いで逮捕された事件をめぐり、本田容疑者に不祥事を隠蔽しようとしたと指摘された野川明輝本部長が報道陣に。
「(無安打無得点試合は)縁がないと思っていた。自分のことではないような感じだった」=8日付『朝日新聞』
プロ野球・広島の大瀬良大地投手(32)=写真=が、マツダスタジアムでのロッテ戦で無安打無得点試合(ノーヒット・ノーラン)を達成して。
「民主主義にはどうしてもコストがかかる。禍根を残す改革は避けるべきだ」=9日付『毎日新聞』
自民党の麻生太郎副総裁が福岡市内で講演し、党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正案について。
「保護って言葉はクセ者。保護観察とか~。全然保護しない」=9日付『読売新聞』
滋賀県警は、大津市のレストラン経営、新庄博志さん(60)を殺害した疑いで飯塚紘平容疑者(35)を逮捕した。飯塚容疑者は保護観察中で、担当保護司が新庄さんだった。飯塚容疑者とみられる人物が2023年、X(旧ツイッター)への投稿で保護観察への不満を述べて。
「ネタニヤフ氏は我々が真の勝利を達成するのを妨げている」=10日付『日経新聞』夕刊
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルのガンツ前国防相が記者会見で戦時内閣から離脱すると発表。ネタニヤフ首相を批判して。
「グズグズしているから、補欠選挙、知事選、どんどん負け続けた」=11日付『読売新聞』
公明党の山口那津男代表が那覇市内での街頭演説で、政治資金規正法改正への自民党の取り組みの遅れが、4月の衆院3補欠選挙や5月の静岡県知事選での自民敗北につながったとの認識を示して。
「フランス国民が正しい選択をする能力があると私は信じている」=11日付『毎日新聞』
欧州議会選でフランスの与党連合が極右政党「国民連合」に大差で敗れたことを受け、マクロン大統領は国民議会(下院)の解散・総選挙を発表した。極右政党が政権に加わることへの賛否を問う。マクロン氏がビデオメッセージで。
「当事者個人の問題として片付けられず、企業にとってビジネス上のリスクになっている」=11日付『日経新聞』
経団連は選択的夫婦別姓制度の早期導入を求める提言を公表した。十倉雅和会長が会見で。
「生成AIで製品を新たな高みに持っていく。(AIが)あなたを理解し、パーソナルな機能を提供する」=11日付『日経新聞』夕刊
米アップルは、自社で独自開発した生成AIシステム「アップルインテリジェンス」を発表した。iPhone(アイフォーン)などに搭載する。ティム・クック最高経営責任者(CEO)が。
「公党間の約束が破られることになると、我が党としては最大限の力を使って自民党を攻撃することになる」=12日付『毎日新聞』
自民党の浜田靖一国対委員長は、調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)の見直しについて、今国会での実現は日程的に厳しいと記者団に述べた。日本維新の会の馬場伸幸代表が「うそつき内閣」などと激しく非難して。
「私は大統領であると同時に父親でもある。息子を愛している」「ハンターが控訴を検討している司法手続きを尊重し続ける」=13日付『毎日新聞』
バイデン米大統領の次男ハンター氏が銃を購入した際に薬物依存を申告しなかったなどとして罪に問われた裁判で、東部デラウェア州の連邦地裁の陪審は、3件の罪状すべてで有罪とする評決を出した。バイデン氏が声明で。
「『東京大改革3・0』を進めていく。その覚悟をもって都知事選への出馬を決意した」=13日付『朝日新聞』
東京都の小池百合子知事(71)=写真=は都議会本会議で、任期満了に伴う都知事選(7月7日投開票)に3選を目指して立候補すると正式に表明した。
週刊エコノミスト2024年7月2日号掲載
新聞から言葉をえぐる(6月7日~6月13日)