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週刊エコノミスト Online 編集後記

村田晋一郎/安藤大介

編集部から

 今号で銀行特集を担当した。都市銀行のない街で育ったため、初めて作った銀行口座は、上京して入った学生寮の寮費の支払いに指定された住友銀行だった。しかし次に住んだ街は住友銀行の支店がなかったので、預金をすべて下ろして休眠口座となった。

 その街にあった銀行の支店は、第一勧業銀行、三菱銀行、富士銀行、三和銀行。家に近くて店舗が大きかったという理由で富士銀行に口座を作った。その後、海外送金をする機会があり、東京銀行の口座を持っておいた方がよいのではないかと思い、三菱銀行と合併した後の東京三菱銀行にも口座を作った。

 今や富士銀行はみずほ銀行になり、東京三菱銀行は三菱UFJ銀行になった。この二つの口座は今も使い分けている。住友銀行の口座を使い続けていたら三井住友銀行も加わり、3メガがそろい踏みになっていたと今にして思う。

(村田晋一郎)

「大きな鍋に冷蔵庫、栓のできる瓶があれば醸造できますよ」。大手地ビールメーカーの社長によると、ビールは家庭にある普通のキッチン用品で作ることができるそうだ。だが、日本には、これを阻む厚い壁がある。酒税法だ。

 酒税法はアルコール1%以上の飲料を酒類と定義。家庭で免許を受けずに酒類を製造すると、10年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。家庭で酒を醸造できない日本はむしろ少数派で、多くの国では趣味として楽しめるという。

 最近訪れた東京駅近くのビアバーには200種類超の米国産缶ビールなどが冷蔵ケースに並び、「クラフトビール大国」を感じさせる品ぞろえだった。米国では趣味が高じて、ビールの製造・販売に乗り出す人が少なくないと聞く。ほろ苦いビールを楽しみながら、「日本でも家で作れたらいいのに」と改めて感じた。

(安藤大介)

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