「ハマスは思想であり、人々の心に根付いている。我々がハマスを根絶できると思うのは誤りだ」＝6月21日付『朝日新聞』

　パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘をめぐり、イスラエル軍のハガリ報道官が地元テレビのインタビューで、イスラム組織ハマスの壊滅を掲げるネタニヤフ政権を批判して。

「藤井さんとはずっと苦しい戦いが続いていたので一つ結果が出せてよかった」＝21日付『毎日新聞』

　将棋の第9期叡王戦五番勝負の第5局で挑戦者の伊藤匠七段（21）＝写真＝が藤井聡太叡王（21）に勝ち、3勝2敗で叡王位を奪取した。藤井叡王が2023年10月に果たした8冠独占は五つ目の防衛戦で途絶えた。伊藤新叡王が。

「道半ばの課題について一つでも二つでも結果を出すよう努力する」＝22日付『読売新聞』

　岸田文雄首相が事実上の通常国会閉会を受けて首相官邸で記者会見し、自民党総裁選への出馬に意欲をにじませて。

「ASIはどの天才よりも1万倍賢い。孫正義はこれを実現させるために生まれてきた」＝22日付『毎日新聞』

　ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が定時株主総会で、ASI（人工超知能）の実現がグループの使命だと強調して。

「悲惨な沖縄戦の記憶と相まって、私たち沖縄県民は、強い不安を抱いている」＝24日付『朝日新聞』

　第二次世界大戦末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」の23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が営まれた。玉城デニー知事が「平和宣言」で、米軍基地の集中に加え自衛隊の増強も進む状況に疑問を呈して。

「首相が責任を取っていなかった、いつ取るのかとみていた人がたくさんいる。責任について触れずに今日まできている。不信感は国民に結構多い」＝24日付『日経新聞』

　自民党の菅義偉前首相が文芸春秋のオンライン番組で、岸田文雄首相の政治責任に言及して。

「ハマスとの激しい戦闘は終わりに近づいている」＝24日付『毎日新聞』夕刊

　ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルのネタニヤフ首相が地元テレビのインタビューで。

「出られたらいいなと思っていた。五輪はやっぱり特別感がある」＝25日付『読売新聞』

　女子ゴルフのメジャー、全米女子プロ選手権で、山下美夢有＝写真＝が通算4アンダーで2位に入り、パリ・オリンピック出場権を獲得する見通しになって。

「（選手を）やめる選択はない。出場時間を得られる可能性が一番高いのが鈴鹿だと思った」＝26日付『読売新聞』

　サッカー元日本代表FW三浦知良（57）が、保有権を持つJ2横浜FCから日本フットボールリーグ（JFL）アトレチコ鈴鹿に期限付きで移籍することが、両クラブから発表された。三浦が国立競技場で会見して。

「我が国の宇宙強国、科学技術強国としての水準を示す成果だ」＝26日付『毎日新聞』

　中国の無人月面探査機「嫦娥6号」が、月の裏側で採取した土などの試料と共に中国内陸部・内モンゴル自治区に着陸した。月の裏側の試料の持ち帰り（サンプルリターン）の成功は世界初。習近平国家主席が。

「公選法がこれまで想定していない問題が発生している」＝26日付『日経新聞』

　東京都知事選（7月7日投開票）で、同じポスターが大量に張られたり、ポスターに候補者とは別の写真が使われたりする事態が起きた。自民党の茂木敏充幹事長が会見で、公職選挙法の見直しも含めて対応策を検討する考えを示して。

「英国におかえりなさい」＝26日付『朝日新聞』夕刊

　天皇、皇后両陛下が国賓として英国を訪問され、チャールズ国王夫妻主催の晩さん会などの歓迎行事に臨んだ。晩さん会でのスピーチでチャールズ国王が、英国留学の経験がある両陛下に日本語で語りかけて。

「関係者一同、私も含めて大変憤っている。障害者福祉事業者への見方が（今回の不正で）厳しくなると危惧している。悪影響は計り知れない」＝27日付『毎日新聞』

　障害者グループホーム（GH）を運営する「恵」が利用者から食材費を過大徴収するなどしていた問題で、厚生労働省は、愛知県などによる一部施設の事業者指定取り消しを受け、「連座制」を適用すると発表した。全国約100カ所の同社GHは運営できなくなる。愛知県の大村秀章知事が厳しい表情で。

週刊エコノミスト2024年7月16・23日合併号掲載

新聞から言葉をえぐる（6月21日～6月27日）