週刊エコノミスト Online 編集後記

荒木涼子/稲留正英

編集部から

 殺虫剤を使わない世界初の虫よけグッズとして話題の「おにやんま君」に先日、我が家にも来てもらった。オニヤンマの姿を模倣したもので2017年に発売、コロナ禍のアウトドアブームで人気に火が付き、その後も人気の彼だ。

 オニヤンマは日本最大のトンボで、ハエやアブ、蜂などの天敵、それらはオニヤンマの姿を見ると近寄ってこないという。

 私や子どもたちが保育園から帰るのは涼しくなり始めた午後7時ごろ。毎夏、軒先に待ち構える蚊に悩まされてきた。そこで玄関でおにやんま君、ベビーカーでは赤とんぼを模した23年の新商品「あかねちゃん」に見張ってもらうことに。効果はかなり満足いくもので、蚊の家への侵入も防げている。蚊の視認性はバッチリなようだ。

 雑誌にも視認性は欠かせないが、継続して読んでもらうには中身が伴わないとと、2匹と目が合う度思う。

(荒木涼子)

 7月初旬、休みをもらい、2泊3日で北海道に出かけた。札幌、小樽、富良野と回ったが、至る所、外国人で大にぎわいだった。欧米人が目立つ東京や京都と違い、北海道はアジア系の観光客が多かった。札幌から近いある温泉旅館に泊まったが、宿泊客は3分の1が韓国人、3分の1が中国系、残りが日本人という印象だった。

 地元の喫茶店の主人に話を聞くと、新型コロナで地元のホテル・旅館は軒並み潰れるか、経営者が入れ替わった。その後、生き残った施設は一斉に宿泊代を引き上げた。しかし、今度は人手不足が深刻で、ベトナムやミャンマーなどの人を雇うことになった。彼らではなく経営者の責任だが、結果的に、料金が上がったのに、サービスの質が低下しており、その反動が怖いと心配していた。持続的に海外顧客を引き付けるためにも、従業員の訓練と待遇改善は欠かせないはずだ。

(稲留正英)

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