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教養・歴史 書評

『教養の鍛錬』 石井洋二郎著 集英社新書 1067円

『教養の鍛錬』 石井洋二郎著 集英社新書 1067円

 西田幾多郎の『善の研究』。阿部次郎の『三太郎の日記』。倉田百三の『愛と認識との出発』。これらのタイトルは知っているし、名著の認識もあるものの読んだことはない、という人が多いだろう。著者は「いささかアナクロニズムと見えるかもしれないことを承知の上で」、これらを「教養書」というこれまたあえて古い概念で呼び、その普遍的な価値とともに現代人の知的好奇心に訴えようとする。6冊を6章でじっくり紹介するその丁寧な解説が光る。(K)


週刊エコノミスト2024年8月27日・9月3日合併号掲載

『教養の鍛錬』 石井洋二郎著 集英社新書 1067円

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