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週刊エコノミスト Online 編集後記

和田肇/浜田健太郎

編集部から

「友達からアドバイスの電話。彼と別れた方がいいって、彼からそれを言われたら傷つくでしょって」(筆者要約)は、1965年に全米でヒットした「Back in My Arms Again」の歌詞の一節。歌っているのは黒人女性3人組のザ・シュープリームス(当時のメンバーはダイアナ・ロス、フローレンス・バラード、メアリー・ウィルソン)だ。どうということもない歌詞だが、年ごろの少女の素直な気持ちをつづった彼女たちの曲は、黒人、白人を問わず大人気となり、瞬く間に全米ヒットチャートを席巻していく。

 当時の米国社会は黒人公民権運動の大きなうねりの中にあった。63年はあの「ワシントン大行進」の年でもある。時は流れ、現在、米大統領選は非白人女性のハリス副大統領の登場で、新たな様相を見せている。米国民はどんな選択をするのか。

(和田肇)

 ひとり親世帯向けに食料を届ける事業「グッドごはん」に賛同し寄付を始めた。日々の食事に事欠く子どもたちへの支援を呼びかけるネット動画の広告を見たのがきっかけだ。

 月1500円とごく少額だが、事業主体のNPOからは謝意が伝えられている。給食がない夏休みに入ると、食べ盛りの子どもたちは空腹が一段とつらくなるという。賢明な本誌読者にはぜひこの現実を知ってほしいと願う次第だ。

 私は東京の下町、貧しい家庭が多い地域で、昭和後期に子ども時代を過ごした。当時でも、満足な食事にありつけないような級友はみかけなかった。先進国の日本で、現在のていたらくが許されるだろうか。

 インフレが続けば困窮家庭はさらに厳しい状況に陥る。政府・日銀幹部に聞きたい。「2%の安定物価上昇」が及ぼす不利益を真剣に考えたことはあるのかと。

(浜田健太郎)

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