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週刊エコノミスト Online 編集後記

村田晋一郎/安藤大介

編集部から

 今号で鉄道特集を担当した。取材・編集作業を進めていた7月22日、保守車両の事故で東海道新幹線が浜松─名古屋間で一日運転を取りやめた。SNSでは、北陸新幹線を利用したり、在来線で長野県を経由したりする代替ルートの提案が見られたが、車両編成は短く輸送能力で劣る。空路も羽田─伊丹の臨時便が2往復分設けられたが、すぐに満席になったという。機体の大きさにもよるが、航空機1機の輸送能力は、東海道新幹線のぞみ1編成の半分にも及ばない。結局、東海道新幹線よりも高速かつ大勢の人が移動する交通手段はないことを改めて思い知らされた。

 開業から60年がたった東海道新幹線はインフラの老朽化が問題となっている。この大動脈を今後も維持するためにも大規模改修は必要で、代替手段としてのリニア中央新幹線の必要性についてもっと認識されるべきだろう。

(村田晋一郎)

 牛乳パックの牛乳に「カスピ海ヨーグルト」のタネを入れ、かき混ぜて保温する。丸一日たつと自家製ヨーグルトの完成だ。できたヨーグルトが次のタネとなる。

 2年間続いたこの繰り返しが先日終わってしまった。ヨーグルトの表面に黒いカビが生えたのだ。器具の熱湯消毒はいつも通りだったが、自宅倉庫の日当たりの良い場所で作っていたため、猛暑により発酵の適温(20~30度)を大きく上回っていたのが失敗の原因だと思う。

 これにはがっかりしたが、再び背を押す出来事も。パリ・オリンピックの柔道男子81キロ級で連覇を果たした永瀬貴規選手は、幼い頃から母親が手作りしたヨーグルトを毎朝食べて育ったという。自家製ヨーグルトの力はやはり偉大だ。さっそく家の中で比較的涼しい玄関に場所を移し、2年ぶりに買ってきたヨーグルトをタネに、自家製造を再開した。

(安藤大介)

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【おわびして訂正します】

 本誌7月30日号35ページ「地熱発電、潜在力は世界3位」の記事中、「三井石油開発が23年6月に、米シェブロン子会社と協力して北海道蘭越町などで手がけていた地熱発電プロジェクト」とありますが、米シェブロン子会社は参加していませんでした。

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