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新聞から言葉をえぐる(7月26日~8月5日)

「危うくなっている民主主義を守ることは(大統領の)肩書より重要だ」=7月26日付『朝日新聞』

 11月の米大統領選での再選出馬を断念した民主党のバイデン大統領がホワイトハウスの執務室から国民向けに演説し、撤退を決めた理由を述べて。

「救急車が無料のタクシー代わりになっている現状は憂慮すべきだ」=27日付『毎日新聞』

 茨城県は、緊急性が認められない大病院への救急搬送について、各病院が患者から7700円以上の「選定療養費」を徴収する仕組みを導入すると発表した。大井川和彦知事が記者会見で。

「僕も泣きそうになったが、泣くのは今じゃない。妹の分までやりきらないと」=30日付『朝日新聞』

 パリ・オリンピックの柔道男子66キロ級で、阿部一二三=パーク24、写真=が2連覇を果たした。女子52キロ級に出場した妹の詩が2回戦で敗れ号泣するのを見た時の心境について。

「全世界が、今日の選挙で何が起きたか分かっている。私たちの戦いは続く」=30日付『日経新聞』

 南米ベネズエラ大統領選が投開票され、選挙管理当局は3選を目指す反米左派のマドゥロ大統領(61)が勝利したと発表した。野党連合の統一候補で元外交官のゴンサレス氏(74)がX(ツイッター)で強く反発して。米国や南米各国からも選挙結果への疑念や批判の声が上がった。

「明日(決勝は)死ぬ気でいく。自分はこんな状況だけど絶対にやる」=30日付『毎日新聞』夕刊

 パリ五輪の体操男子団体総合で、日本が最終種目の鉄棒で中国を大逆転し、2大会ぶりに金メダルを獲得した。けがの影響で不調だったエースの橋本大輝(セントラルスポーツ)が、決勝前日のミーティングで。

「1%の可能性だったと思うけど、その1%を信じていた。最後に実ってすごくうれしい」=31日付『読売新聞』

 パリ五輪のスケートボード男子ストリートで、堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が「ベストトリック」の5回目に大技を成功させて大逆転。2連覇を達成して。

「経済・物価の情勢が見通しに沿って動いていけば、引き続き金利を上げていく」=8月1日付『日経新聞』

 日銀は金融政策決定会合で、政策金利(無担保コール翌日物)を「0~0・1%程度」から「0・25%程度」に引き上げることを決めた。植田和男総裁が会合後の会見で。発言を受け円高・ドル安が進行した。

「(イスラエルは)我々の家で客人を殺し、自ら厳しい処罰への下地を整えた。イラン領内で起きた事件に報復するのは我々の義務だ」=1日付『毎日新聞』

 イラン革命防衛隊は、パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が、イランの首都テヘランで暗殺されたと発表した。イラン最高指導者ハメネイ師が声明で、イスラエルへの報復を宣言して。

「インド系のルーツばかりアピールしていた。何年か前に突然、黒人に変わるまで、黒人だと知らなかった。今は黒人として知られたがっている」=2日付『読売新聞』

 トランプ前米大統領がイリノイ州シカゴで開かれた黒人ジャーナリスト団体のイベントで、民主党候補指名が確実視されるハリス副大統領に言いがかりをつけて。

「戦闘は新たな段階に入った」=3日付『毎日新聞』

 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者であるナスララ師が、イスラエル軍による空爆で死亡した司令官の葬儀でテレビ演説。首都ベイルートを空爆したイスラエルに対して報復すると警告して。

「調査対象となった不正は、岩本氏に近い間柄の人物が主体的に実行した」=3日付『読売新聞』

 東京女子医科大学の入試や採用をめぐり同窓会組織「至誠会」が寄付金を受け取っていた問題などを調査していた第三者委員会が、報告書を公表。一連の問題の背景に岩本絹子理事長の金銭に執着する経営手法があったと批判した。第三者委の山上秀明委員長(元最高検次長検事)が会見で。

「仲間が粘り強く、どんなに私が点を取られても、取り返してきてくれた」=5日付『朝日新聞』

 パリ五輪のフェンシング女子サーブル団体の3位決定戦で日本がフランスに勝ち銅メダルを獲得。男女を通じてサーブル種目で初の表彰台に立った。開会式で旗手も務めたアンカーの江村美咲=立飛ホールディングス、写真=が。


週刊エコノミスト2024年8月27日・9月3日合併号掲載

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