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新聞から言葉をえぐる(9月19日~9月26日)

「単独航行中の事故だったため、沈没原因の特定は困難を極めた」=9月19日付『読売新聞』

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没し26人が犠牲となった事故で、第1管区海上保安本部は運航会社「知床遊覧船」の社長、桂田精一容疑者(61)を業務上過失致死などの容疑で逮捕した。記者会見した藤田望・警備救難部長が、約2年5カ月に及んだ捜査について。

「『後手に回らない』という我々の強い意志の表れと受け取ってほしい」=20日付『毎日新聞』

 米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.5%引き下げ4.75〜5%とすることを決めた。約4年半ぶりの利下げ。パウエル議長が会見で、大幅利下げに踏み切った理由について。

「個別の事件で、同種の事案はどの国でも起こりえる」=20日付『毎日新聞』

 中国広東省深圳市で、日本人学校に登校中だった男子児童(10)が男性に刃物で刺され死亡した。中国当局は加害者の動機や背景を詳しく公表しなかった。中国外務省の林剣副報道局長が会見で。

「しっかり考える。改革を続けていくことが大事だという気持ちに変わりはない」=20日付『読売新聞』

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を文書で告発された問題で、県議会は知事に対する不信任決議を全会一致で可決した。斎藤知事が記者団に、知事を辞めるか議会を解散するかの選択について。

「一生忘れないと思います」「これだけ打てたことは人生でもない。自分が一番びっくりしている」=21日付『朝日新聞』

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が、マイアミでのマーリンズ戦でメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。6安打、3本塁打、10打点、2盗塁の活躍で記録を「51本塁打、51盗塁」まで伸ばして。

「大規模テロ、大虐殺であり、宣戦布告だ」=21日付『朝日新聞』

 レバノン各地で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが所有するポケットベルやトランシーバーが2日続けて爆発。30人以上が死亡し、負傷者は3000人を上回った。ヒズボラの指導者ナスララ師がテレビ演説で、関与が指摘されるイスラエルを非難して。

「地震からやっと少し生活が落ち着いてきたところだったのに、どうしてこんなことになるのか。涙が出そうだ」=22日付『毎日新聞』

 元日の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県の能登半島北部が豪雨に襲われ、土砂崩れや河川の氾濫で大きな被害が出た。輪島市山岸町の吉田ひとみさん(62)が。

「国と異なる対応を取って手帳を交付することは難しい。申し訳なく残念な気持ちでいっぱいだが、控訴やむなしと判断した」=22日付『毎日新聞』

 国が指定した援護区域外で長崎原爆に遭った44人のうち15人を被爆者と認めた9日の長崎地裁判決をめぐり、岸田文雄首相は判決を不服として控訴する方針を表明した。長崎市の鈴木史朗市長が会見し、国の方針に沿って控訴する考えを示して。

「私にない刷新感を骨格人事でどうつくるかは一つの重要な観点だ」=24日付『日経新聞』

 立憲民主党は臨時党大会で代表選の投開票を行い、野田佳彦元首相(67)=写真=が決選投票で枝野幸男元代表(60)を破り、新代表に選出された。野田氏が会見で、新執行部人事について。翌日、幹事長に小川淳也元政調会長(53)、政調会長に重徳和彦衆院議員(53)が決まった。

「挑発的な行動と考えてもおかしくない」=25日付『朝日新聞』

 ロシア軍の哨戒機1機が23日、計3回にわたって北海道・礼文島沖で領空侵犯を繰り返し、航空自衛隊の戦闘機が火炎弾(フレア)による警告を実施した。木原稔防衛相が24日の閣議後会見で。

「大関の地位を汚さぬよう唯一無二の力士を目指して、相撲道に精進いたします」=25日付『朝日新聞』夕刊

 大相撲秋場所で関脇・大の里(24)=二所ノ関部屋、写真=が2回目の優勝を果たし、日本相撲協会は臨時理事会を開いて大関昇進を満場一致で決めた。二所ノ関部屋での昇進伝達式で、大の里が口上を述べて。

「レバノンを次のガザにすることは許されない」=26日付『毎日新聞』

 イスラエル軍がレバノンで、ヒズボラに対する大規模な空爆に踏み切った。国連総会の一般討論演説では戦火の拡大を危惧する声が相次いだ。グテレス事務総長が。


週刊エコノミスト2024年10月15・22日合併号掲載

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