週刊エコノミスト Online 書評 『金利を考える』翁邦雄著 ちくま新書 1034円 2024年11月29日 『金利を考える』翁邦雄著 ちくま新書 1034円 日銀が異次元の金融緩和を脱して政策の正常化に向かおうとする中、内外の注目を集める金利動向。日銀金融研究所長などを歴任した著者が、金利が上下する仕組みと住宅ローンや消費者金融を通じて家計に及ぼす影響など、基本から詳しく解説する。日米の金利差がなぜ為替レートを動かすかについて詳細に説明。今年8月、日銀の金利引き上げ後に起きた株価の大暴落についてもその背景を分析するなど、非常に時宜を得た内容の入門書だ。(W) 週刊エコノミスト2024年12月10・17日合併号掲載 『金利を考える』翁邦雄著 ちくま新書 1034円 前の記事 『まっとうな気候政策へ』西岡秀三、藤村コノヱ、明日香壽川、桃井貴子編著 地平社 1980円 文字サイズ 小中大 印刷