“いじめられる側”の物語の続編を“いじめる側”で描いた傑作 野島孝一
有料記事
映画 ホワイトバード はじまりのワンダー
「ワンダー 君は太陽」という映画を覚えておられるだろうか。日本では2018年に公開されたスティーブン・チョボスキー監督の作品。生まれつき顔が人とは異なる10歳の少年オギーの話だった。彼は自宅学習していたが、高学年になって学校に通い始める。だが、ほかの子どもたちに受け入れてもらえず、いじめにあってしまう。母親をジュリア・ロバーツが演じて話題になった。少年がいつもフルフェースのヘルメットをかぶっていたのが印象に残っている。
「ホワイトバード」は、「ワンダー」と同じ作家R.J.パラシオの小説が原作だ。というよりも「ワンダー」の続編アナザーストーリーなのだ。
残り947文字(全文1244文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める