歴史書の棚
掲載記事 267件
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庶民は参詣や山岳信仰、公家は債権者同伴。 江戸の旅行あれこれ=今谷明
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公家の旅は債権者同伴 江戸期の旅行あれこれ=今谷明 コロナ禍の社会状況の下で、「三密」を避けるためと称して“GoToトラベル…
2021年12月24日
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平成期16人の首相の実績を再検証。政治指導者の条件問う=井上寿一
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平成期16人の首相評伝 政治指導者の条件問う=井上寿一 2021年の日本政治におけるもっとも大きな出来事は、菅義偉内閣から岸…
2021年12月17日
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二千年前の中国人の24時間にタイムスリップできる1冊=加藤徹
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秦漢時代の民の生々しい一日 人間臭い「卑俗な欲得」活写=加藤徹 柿沼陽平『古代中国の24時間』(中公新書、1056円)は副題…
2021年12月10日
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有用性超えた「エコノミー」 バタイユ思想を読む=本村凌二
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戦後を代表する経済学者である宇野弘蔵先生は若い頃、東北大学に勤めていた。同僚のドイツ人の哲学者と散歩していたとき、彼から「…
2021年12月3日
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中世史研究者の想像を絶する『荘園』(中公新書)の売れ行き=今谷明
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「古気候学」の知見動員し荘園研究の新成果を紹介=今谷明 今回は伊藤俊一著『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』(中公新書、…
2021年11月26日
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歴史書の棚 列車内で大衆の声を聞く 陰影に富む時間旅行=井上寿一
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今から80年前の1941年12月8日、真珠湾攻撃が始まった。そこからさかのぼること約10年前、日米戦争の勃発、国力比較の観…
2021年11月19日
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中国史屈指の混沌時代 従来説覆し、活写=加藤徹
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中国史は統一期と分裂期の繰り返しだ。分裂期のうち、故事成語の宝庫である戦国時代や、『三国志』でおなじみの三国時代は、日本人…
2021年11月15日
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英米よりフランス! 常識を揺さぶる経済学の貢献度評価=評者・藤好陽太郎
Book Review
『フランス経済学史教養講義 資本主義と社会主義の葛藤』 評者・藤好陽太郎著者 橘木俊詔(京都大学名誉教授) 明石書店 264…
2021年11月12日
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議論百出の「ローマ帝国滅亡」にあらたな視点を提出=本村凌二
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歴史書の棚 シルクロードの視点から ローマ帝国の興亡を読む=本村凌二 ギリシャ連合軍によるトロイア崩壊、アレクサンドロス大王…
2021年11月5日
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平安時代は「平安」ではなかった! 異賊来襲の危機を描写=今谷明
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歴史書の棚 平安期の異民族襲来を詳述 武士の変遷伝える格好の史実=今谷明 ちょうど1000年前、世は平安時代の摂関全盛期の頃…
2021年10月29日
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自助努力と決意の平民宰相。没後100年の原敬に学ぶ=井上寿一
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「平民宰相」没後100年 その現実主義に学ぶ=井上寿一 第100代の内閣総理大臣が誕生した。岸田(文雄)新首相は約10年間に…
2021年10月22日
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「毛沢東主義」の混乱と惨劇を今、知るべき理由=加藤徹
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歴史書の棚 吹き荒れた「毛沢東主義」 世界中の混乱と惨劇描く 程映虹著、劉燕子編訳『マオイズム(毛沢東主義)革命 二〇世紀の…
2021年10月15日
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語源探求から歴史を学ぶ 英単語の豊富な事例解説=本村凌二
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歴史を学ぶ素材はどこにでもころがっている。言葉ひとつをとっても、語源にまでさかのぼれば、言葉にひめられた歴史が浮かび上がる…
2021年10月8日
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中世史家の「京語り」 四季の花々に託す愛憎=今谷明
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日本人と「花」といえば、門松から始まり、4月の花見、5月の菖蒲(しょうぶ)など、年中行事はたいてい花とセットで表現される。…
2021年10月1日
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歴史上の「もしも」描いた小説、マンガから見えるもの
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歴史の「もしも」を仮想し 希望見いだす力を養う=井上寿一「歴史にもしもは禁物ですが」と前置きしながら、歴史の「もしも」を語っ…
2021年9月24日
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実は中国はくみしやすい? 「思想」より「思考」を読む=加藤徹(歴史書の棚)
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「法治より人治」はなぜ? 中国人の思考法解説書=加藤徹「刃物を持った相手は危険ではありません。刃物しか使いませんから」 ある…
2021年9月10日
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インテリからエンターテイナーまで。ローマ皇帝10人の個性を解説
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皇帝たちの多彩な個性と帝国統治への影響を解説=本村凌二 アウグストゥス帝は史上まれなほど幸運な為政者だった。カエサルの後継者…
2021年9月3日
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藤原仲麻呂を中心に、奈良時代の王権をめぐる動乱を徹底解説
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役者ぞろいの反乱を軸に奈良朝史の全貌を解説=今谷明 長屋王の変(729年)から始まって藤原仲麻呂(なかまろ)(恵美押勝(えみ…
2021年8月27日
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日米開戦80周年。大東亜戦争を「複合戦争」と捉える試み
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大東亜戦争は複合戦争 まさに「複合的」に解読=井上寿一 毎年8月になると、戦争の記憶が呼び戻される。今年は日米開戦80周年で…
2021年8月20日
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教科書にも載る「昔話」は、中国共産党のプロパガンダだった
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歴史書の棚 教科書掲載の「昔話」は実はプロパガンダだった=加藤徹 小学2年生が国語の教科書で習うモンゴルの「昔話」は中国共産…
2021年8月13日
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遺された258通もの手紙から、画家ゴヤの精神世界を読む
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年代順の編集の中から画家の精神世界を知る=本村凌二 マドリードのプラド美術館を訪れると、スペインに来たなという実感がわく。と…
2021年7月30日
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実は欧州より残酷!? 下剋上こそ日本近世史の特徴=今谷明
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臣下の反逆こそが日本近世史の特徴だった 下剋上(げこくじょう)とは身分の低い者が上位者を凌(しの)ぎ、勢力を圧倒する意で、も…
2021年7月16日
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コロナ禍の歴史を記述 検証作業の基礎成す2冊=井上寿一
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コロナ禍は、ワクチン接種率の向上の一方で、オリンピック・パラリンピックの開催にともなう感染拡大のリスクを抱えていて、予断を…
2021年7月9日
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"まるで三国志? タイプライターを巡る欧・中・日の抗争史=加藤徹
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近代化の象徴としてのタイプライター抗争史=加藤徹 トーマス・S・マラニー著『チャイニーズ・タイプライター』(中央公論新社、比…
2021年7月2日
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善意の蓄積が英国の力に その歴史的背景を解明=本村凌二
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三十数年前から、毎年9月を中心に渡欧している。その大半はロンドン大学内の専門図書館でデスクワークである。これだけ立派な研究…
2021年6月25日
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膨大な史料踏破して迫る 「忍びの者」の実情=今谷明
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伊賀(現三重県西部)といえば、近江甲賀(滋賀県南部)と並んで“忍者”の里として有名である。歴史的に地味な地域であるが、古代…
2021年6月18日
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同調圧力がファシズムに戦時日本と現代の類似点=井上寿一(歴史書の棚)
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コロナ禍下の日本は戦時中を想起させる。今と当時の間には具体的にどのような類似点があるのか。大塚英志『「暮し」のファシズム』…
2021年6月11日
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戦前の飛行士を追体験 圧倒的スケールで描く中国舞台の冒険活劇
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1936年の中国が舞台 大陸の大空を舞う活劇=加藤徹 新野剛志『空の王』(中央公論新社、2310円)は、1936年の中国を舞…
2021年6月4日
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心の自由に至る道説く 奴隷出身哲学者の書
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心の自由に至る道説く 奴隷出身哲学者の書=本村凌二 ストア派の哲人皇帝マルクス・アウレリウスの『自省録』をひもとけば、皇帝が…
2021年5月28日
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意識を変え、法整備も 古建築保存の貴重な経緯=今谷明
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現存する日本の古建築の種々層を伝える新書が、期せずして2件、ほぼ同時に刊行された。一つは物件別に東西地域に両分してそれぞれ…
2021年5月21日
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開かれた地域主義のため思索し、歴史に学ぶ=井上寿一
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今日における日本外交の理念の一つに「自由で開かれたインド太平洋」がある。たしかに魅力的な外交理念にちがいない。しかし考える…
2021年5月14日
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小説家ならではの推理で読み解く「三国志」入門書=加藤徹
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宮城谷昌光『三国志入門』(文春新書、1045円)は、中国歴史小説の第一人者が、三国志の面白さと本質を初心者にも分かりやすく…
2021年5月7日
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フーコー没後三十余年 「性の歴史」ついに完結=本村凌二
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「あなたは人間ですか、それとも男(あるいは女)ですか」と問われたとしよう。どちらを強く意識しているかとなると、私なら後者と答…
2021年4月23日
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中世の外交担った僧侶の足跡 図面・写真を駆使して解明=今谷明
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中世における日本の対外関係ほど複雑なものはない。894年に菅原道真の建議で遣唐使が廃絶されて以降、何百年も中国との国交が断…
2021年4月16日
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女性の地位向上に貢献 理想を求める現実主義者=井上寿一
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森喜朗元首相・東京五輪組織委員会会長(当時)の「女性蔑視発言」を直接のきっかけとして、男女差別の問題が議論されている。いま…
2021年4月9日
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挿絵で見る清末の職業 たくましく生きた民の姿=加藤徹
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100年前、北京を訪れた芥川龍之介は、どの名所旧跡より、人通りが多い公園を面白く感じた。「別に何事もあった訣(わけ)にはあ…
2021年4月2日
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人にとって部屋とは何か アナール派重鎮探求の書=本村凌二
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フランスでホテルに泊まると、部屋(chambre)を指定される。この言葉は「個人用の部屋」を意味し、とくに「寝室」を指すら…
2021年3月26日
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消失、流失免れた史料 古書業者が語る流通と保存=今谷明
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日本は古書・古典籍が比較的多く残存しているとは以前から言われてきたが、その理由については諸説あり定説がなかった。それでも幕…
2021年3月19日
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10年間の復興政策を検証 忘却に抗う創造的復興へ=井上寿一
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東日本大震災の発生から10年が経過した。この10年間にさまざまな復興政策が展開された。それらの復興政策を歴史的に検証すれば…
2021年3月12日
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広島大の2人がタッグ 実践で役立つ故事成語=加藤徹
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佐藤利行・越智光夫著『蝴蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事』(中央公論新社、1200円)は、中国の故事成語31句を熱く、…
2021年3月5日
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格差社会を「趣味」で分析 難解な大著の水先案内本=本村凌二
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現代史を語るには、しばしば生々しい史料そのままを読み解く手がかりとなる理論がいる。どのような理論を指針とするかは、歴史叙述…
2021年2月26日
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“城めぐり”を面白く 「比較城郭考古学」の成果=今谷明
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城郭といえば戦国時代。もちろん古代や近代にも城郭はあるが、一般には戦国期の防御施設を指して城郭と呼んでいる。 評者の学生時…
2021年2月19日
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日韓の溝を埋めるのは「未来志向的な関係」=井上寿一
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日韓関係の悪化が続いている。悪化の大きな原因の一つが歴史認識問題であることはいうまでもないだろう。歴史認識問題のなかでも「…
2021年2月12日
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中国史理解に格好の素材 女傑も多い歴史ドラマ=加藤徹
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テレビの歴史ドラマはあなどれない。日本人の日本史に対するイメージは、大河ドラマや時代劇の影響が大きい。織田信長も、昭和・平…
2021年2月5日
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法秩序重視の民族が好戦国家になる経緯分析=本村凌二
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20世紀初頭、世界のユダヤ人口はおよそ1100万人だったが、その半数がロシア帝国内に住んでいたという。その前世紀末からユダ…
2021年1月29日
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社殿の出現に注目し神社の意義を説く入門書=今谷明
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今冬は「3密」回避の目的から、せっかくの初詣を延期または変更した人も多かったに違いない。しかしこの初詣は、我々日本人の信仰…
2021年1月22日
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日米関係の手がかり示す滞在記にして思索の書=井上寿一
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今年、アメリカは新しい大統領が誕生する。バイデン大統領のアメリカと日本の外交関係はどうなるのか。ここでは歴史に手がかりを求…
2021年1月15日
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ユートピアを目指した太平天国の理想と現実=加藤徹
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菊池秀明『太平天国──皇帝なき中国の挫折』(岩波新書、860円)は、熱い本だ。 清の末、中国最南端の広東に洪秀全という知識…
2021年1月8日
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シルクロードが結ぶ 未知の歴史の宝庫=本村凌二
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2022年度から、学習指導要領の改訂により高校「世界史」が必修から外され、日本と世界の近現代史を中心とする「歴史総合」だけ…
2021年1月2日
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わが国独自の印判文化 その成立の歴史を探る=今谷明
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判子(はんこ)行政に対する批判や擁護の議論でかまびすしい。婚姻届や土地の登記など、印鑑を必要とする手続きは多い。印鑑業者が…
2020年12月18日