教養・歴史話題の本

話題の本 『金融危機と対峙する「最後の貸し手」中央銀行』『ファイナンス思考』『企業広報誌の世界』『「働き方改革」の嘘』

『金融危機と対峙する「最後の貸し手」中央銀行』 木下智博著
『金融危機と対峙する「最後の貸し手」中央銀行』 木下智博著

『金融危機と対峙する「最後の貸し手」中央銀行』 木下智博著 勁草書房 5500円

 中央銀行が持つ「最後の貸し手」機能とその発動原則のあるべき姿を過去の事例に基づき論じた。従来、国民負担を避ける観点から債務超過金融機関への貸し付けを禁じる原則があり、1990年代後半に日本銀行が実施した特融には厳しい評価が下された。しかし、リーマン・ショックを契機に各国で金融機関の破綻処理や制度が議論され、日銀の判断が再評価されている。当時の特融から教訓を導き出そうと、その実務に携わった元日銀マンが詳述する。(M)

残り726文字(全文976文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事