話題の本 『崩れる政治を立て直す』『セゾン 堤清二が見た未来』『フェミニスト・ナイト・クラブ』『蜂と蟻に刺されてみた』
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『崩れる政治を立て直す』 牧原出著 講談社現代新書 880円
小選挙区制や省庁再編など大規模な改革がうまく「作動」(著者はこの言葉を重視する)してきたかを、主に「政と官」の視点から点検した書。小泉政権は「安定した官邸主導」だった。自ら掲げた道路公団、郵政民営化を実現し、省庁再編、裁判員制度などの司法制度改革を混乱なく作動させたからだ。その後の第1次安倍、福田、麻生、民主党、第2次安倍政権も「制度作動」の巧拙で評価していく。読んでいるうちに21世紀日本政治を概観できる。(T)
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週刊エコノミスト
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