経済・企業エコノミストリポート

2018ノーベル経済学賞/上 P・ローマー「内生的経済成長論」…=堀井亮

図1 経済成長の違いで各国の所得に大きな差が生まれた
図1 経済成長の違いで各国の所得に大きな差が生まれた

P・ローマー「内生的経済成長論」 研究開発重視の政策に多大な影響

 ローマー氏は現代の経済成長理論の創始者で、経済成長を専門とする研究者やエコノミストは、彼の研究のおかげで今の仕事ができているといっても過言ではない。筆者が経済学を志して大学院に入学し、経済成長理論を専門分野に選んだのも、今回の受賞につながった「内生的経済成長理論」という彼の1990年の論文を読んだことがきっかけだ。

 ローマー、ノードハウス両氏はともに経済成長関連分野の研究者だ。ノーベル賞創設以来、この分野で何人もの研究者が受賞している。なぜ、この分野が重視されているのか。

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