編集部から 北條一浩/大堀達也
編集部から
書評ページ担当だが、ご執筆いただいている中に、原稿は手書き、PCもメールもやらない方がいらっしゃる。
お目にかかって生原稿を拝読し、疑問点や分かりにくい言葉などの確認をする。持ち帰って入力、ゲラにし、後日またお会いしてゲラの確認と修正作業。これを毎月1度、繰り返す。
週刊誌というめまぐるしいサイクルの中で、最初は「手渡し・対面確認」の特異さに戸惑わなかったといえばうそになる。しかし回を重ねるごとに、「明日はあの日だ」と楽しみにしている自分に気がついた。
原稿について話し終わったら、ゆるやかな雑談。学者としての豊富な知見から教えをいただいたり、互いの生い立ちにまで話が及び、「戻らなくていいの?」と言われるくらい、あっという間に時が過ぎてしまう。
こんな方に支えられた誌面、より充実したものにするべく努力していきたい。
(北條一浩)
年末の風物詩、新語・流行語大賞。「悪質タックル」「仮想通貨」など今年ノミネートされた30語を見て感じたのは「最近は事件やサービスの名前そのままじゃないか」。それでも流行語の変遷を追いながら「これ、流行(はや)ったなぁ」と懐かしがるのは結構楽しい。
「オシンドローム」(1984年)や「新人類」(86年)は言葉のセンス抜群だった。「今宵(こよい)はここまでに(いたしとうござりまする)」(88年)は大河ドラマの名ゼリフ。中井貴一氏扮(ふん)する武田信玄にハマったっけ。「ふつうは“汚職”と申します」(同)は大人になってから面白く感じた。リクルート事件時の産経新聞の見出しだ。当時は子供でピンと来なかったが、今はその小気味よさがよく分かる。
平成最後の流行語。個人的にはサッカーのワールドカップ・ロシア大会で再び脚光を浴びた「(大迫)半端ないって」を大賞に推したい。
(大堀達也)
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