国際・政治特集

「ムスリム同胞団」が情勢左右 混迷の中で生じたカショギ事件=野村明史 新冷戦とドル・原油・金

     10月2日、サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏(アラビア語の発音ではハーショグジー)が、トルコ最大都市イスタンブールのサウジ総領事館内で殺害され、その衝撃が世界を駆け巡った。サウジがカショギ氏殺害を認めたことで、事実上の「中東の盟主」サウジのイメージは急激に悪化する一方、トルコの存在感が高まっている。

     中東は今、盟主の座を死守したいサウジに対し、影響力拡大をもくろむトルコとカタールの2陣営による覇権争いが先鋭化している。また、こうした中東情勢の不安定化の背景には、同地域における米国の影響力の低下もある。

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