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平成の国会改革の険しい道のり 思惑交錯は進次郎氏へのやっかみ?=佐藤千矢子

    衆院本会議で安倍晋三首相の所信表明演説を聞く自民党の小泉進次郎氏(中央)。国会改革に意欲を示している(10月24日撮影)
    衆院本会議で安倍晋三首相の所信表明演説を聞く自民党の小泉進次郎氏(中央)。国会改革に意欲を示している(10月24日撮影)

     第4次安倍改造内閣が発足して初の国会論戦となる臨時国会は、10月29日に高市早苗衆院議院運営委員長が国会改革の試案を突然発表し、野党が反発して開会が45分間遅れる異例の幕開けとなった。本稿では、日ごろあまり日の当たることがない国会改革について考えたい。

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     なぜいま国会改革か。小泉進次郎衆院議員ら若手の問題提起が大きいが、底流として、財務省の森友問題をめぐる決裁文書改ざん問題など、行政府と立法府の関係が不正常な状態にあり、国会が軽視され、国会論戦が形骸化しているのではないかという危機感が、与野党双方に広がっているためだろう。

     ではどうやって国会改革を実現するのか。具体的には各党各会派が参加する議院運営委員会が動き、与野党が合意する必要がある。前段階として、自民党が案をまとめ、公明党と調整し、議運委に改革案を提出する段取りが想定される。

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