週刊エコノミスト Online編集後記

編集部から=古沢佳三/黒崎亜弓 来週のエコノミスト 訂正

編集部から

「アートな時間」で紹介できなかった映画の中で、傑作だと思う作品の一つが「search/サーチ」だ。女子高生の蒸発事件を題材にしたサスペンスで、全てのストーリーがパソコンの画面内で展開される、というアイデアが秀逸だった。監督は弱冠27歳のインド系米国人、アニーシュ・チャガンティ。天才かもしれない。

 グーグル、マイクロソフト、アドビ システムズ、ネットアップ……、米国を代表する先端企業の最高経営責任者(CEO)が、いつの間にかインド出身者に。21世紀は「インドの時代」と言われているが、既に米国での彼らの活躍は目覚ましい。

 ちなみに映画で言えば、各国比較できる正確な統計がないため、一概には言えないが、製作本数第1位はインド(第2位はナイジェリア)だ。映画大国である。インドを知る手がかりになるのかわからないが、今晩はチャイを飲もう。

(古沢佳三)

 特集の編集作業が佳境に入る週には、静岡の母に2泊3日で来てもらい、子どもの世話を頼んでいる。校了翌朝は、一人暮らしの母の話し相手を務めるのが常だ。

 先日もそうして相づちを打っていると、話の中身にどうも引っかかる。「S銀行から保険を乗り換えるように勧められているんだけど、断ったら悪いような気がして。前のはもう増えないからって言うのよ」。

 まさに前夜まで取り組んでいたのが保険特集。しかも勧められているのは外貨建て一時払い保険ではないか。問題点を示そうとしたが手が回らなかった。

 某保険会社の説明会で担当者は「もちろん為替リスクはあります」とのたまった。ただでさえ心配性の母に、為替という厄介事を増やしたくない。父の遺したお金を「置いておければいいの」という母の思いに低金利で沿うには、口座手数料の方がましではないか。

(黒崎亜弓)

来週のエコノミスト

次号1月1・8日合併号 12月25日(火)発売

2019世界経済総予測

インタビュー ロバート・J・ゴードン「米経済、成長の終焉」

都合により変更する場合があります。

【お詫びして訂正します】

 本誌12月11日号59ページのインドネシアの記事で「国際線では、マレーシアのLCCで首位に立つライオンエア」とあるのは、「国際線では、インドネシアのLCCで首位に立つ」の誤りでした。

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