国際・政治ワシントンDC

大麻 ミシガン州でも嗜好目的使用が合法に=中園明彦

 11月6日、米国で中間選挙が実施された。米国では、公職選挙を行う「選挙の日」を2年ごとの11月の第1月曜日の次の火曜日としており、この日に州知事・議会選挙や住民投票も実施する。今回の中間選挙日にも各州でさまざまな住民投票を実施した。その中には、大麻(マリフアナ)の合法化を問う住民投票もあった。

 今年10月、カナダが国として大麻の嗜好(しこう)利用の合法化を決めた。完全合法化はウルグアイに次いで世界で2例目。世界で大麻が合法化されている都市は多いが、実は国レベルでは2カ国を除いて禁止されている。

 大麻合法化議論は大きく(1)罰則規定の軽微化や起訴猶予 、(2)医療目的での合法化、(3)嗜好目的での合法化、という段階に分かれている。

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