中国編 経済成長6%達成に必死 内需拡大図るも厳しく=趙瑋琳
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2018年は中国の「改革・開放」路線が始まって40周年を迎えた節目の年であり、中国政府は改革と開放を深めるメッセージを出している。
近年、中国は従来のような大量投資と輸出主導の経済発展モデルから脱却しようとしており、イノベーション(技術革新)による発展に力を入れている。とりわけ、情報通信技術の進展やインターネット関連ビジネスの普及が目立ち、比較的緩やかな規制のもとで民間主導のイノベーションが活発化している。起業活動が盛んに行われ、スタートアップ企業がユニコーンへ成長するなど好循環になっている。また過剰生産設備の整理や環境規制の強化などを実施し、サプライサイド改革を進めてきた。
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週刊エコノミスト
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