古田奎輔 Payke・CEO 情報流通の世界基盤に
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商品のバーコードをスマートフォンで読み込めば、その情報が、英・中・韓・タイなど七つの言語で画面に表れるアプリを開発。インバウンド(訪日外国人客)に好評で利用者の98%を占める。
(聞き手=藤枝克治・本誌編集長/構成=米江貴史・編集部)
バーコードは世界統一規格ですが、番号のみで商品の内容に関する情報は入っていません。当社はバーコードと商品情報をひもづけるデータベースを作っています。情報は当社や契約しているメーカーが作成し、翻訳はソフトやネーティブのスタッフで対応しています。約30万点の商品を扱っており、化粧品が最も多いです。
訪日外国人が日本の店先で商品を選ぶ際、情報を得る方法はほとんどありませんでした。しかし当社のアプリで商品情報が手軽に得られるようになり、使った人がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で便利さを紹介してくれて広がりました。ダウンロード数はサービス開始3年で350万に上り、国・地域別では台湾が約4割で最も多いです。
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週刊エコノミスト
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