カリフォルニア 山火事消えるも保険論議は炎上中=二村晶子
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201811月に発生し、鎮火まで約3週間かかった米カリフォルニア州の山火事。史上最悪の少なくとも80人以上が犠牲になり、災害保険金額の合計は90億ドル(約1兆円)を超えたという。地域住民の間では、州内で山火事が発生した場合に自宅をいかに守るか、という議論が活発化している。
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今回のような大規模な山火事では、州や政府の消防活動で対応しきれない地域が発生した。その一方、高級住宅地・マリブ市などでの消火活動では、高級住宅の保険契約者が所有する住宅を守るため、保険会社や高所得者が委託している民間消防隊の存在が話題になった。消防士を現地に送り、周辺の消火活動に当たるほ…
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週刊エコノミスト
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