相次ぐ自然災害 経済影響は3段階で表れる インタビュー=小峰隆夫・大正大学教授
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日本は巨大な自然災害から逃れられない宿命にある。2度の大震災も経験した平成の教訓とは。(聞き手=種市房子・編集部)
── 平成には阪神・淡路大震災や、東日本大震災など大規模災害が相次ぎました。経済的影響はどのように表れますか。
■「フロー」と「ストック」に分けて考える必要があり、さらにこの二つの要素は短期・中期・長期に分けて表れる。フローは、生産・流通や収入・支出など日々流れている経済活動を示す。ストックは、住宅、工場、社会インフラなど、ある一時点での経済価値の存在量を表す。
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週刊エコノミスト
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